「ゆとり教育」「生きる力」をキワドとして、新学習指導要領では学習内容の大幅な削減が行われています。
それは、1992年実施の指導要領に比べても小学校6年間で511時間、ゆとり教育開始の1980年の指導要領と比べると718時間、1971年、最も充実していたと言われる時期の指導要領と比べてるとなんと1000時間もの削減になっています。
「ゆとり教育」というキワドでは、基礎・基本の定着を図り、生きる力を身に付けさせるため、「総合的な学習の時間」「情報教育」「インタンシップ」を導入することなどが謳われています。それに対して、子どもの学力の低下を心配する声や、総合的な学習やインタンシップの導入に対する戸惑いなど否定的な面がクロズアップされています。
「生きる力」というキワドでは、現場の教師が正しく理解し、全く新しい発想で授業を変えて行かなければ「生きる力」を育むことは出来ないという教育現場でのとまどいの声が伝わってきています。