
はじめに:大学生の学びを取り巻く環境が変わりました
大学再受験、大学院受験、授業の補習、論文・面接対策など、
ウェルズ大学生補習家庭教師センターには、全国から多様なご相談が寄せられています。
その多くが共通しているのは、
「努力しているのに、授業の内容が理解できない」
「どこから勉強すれば良いかわからない」
という声です。
しかし私たちは、これを「学生の怠け」や「意識の低下」とは考えていません。
むしろ、教育制度と大学授業の構造が変化した結果、誰もがつまずきやすくなっているのです。
1.なぜ、今の大学生が「ついていけない」と感じるのか
① 教育課程の変化による基礎知識の空白
文部科学省の新学習指導要領(2018〜2022施行)では、探究学習・選択学習の時間が増え、
その分「基礎反復」や「理論の積み上げ」に割ける時間が減りました。
その結果、大学入学時点で次のような傾向が報告されています。
- 高校で扱わない単元が大学で登場(特に理数系・統計・英語文法など)
- 推薦・総合型選抜入試の増加により、履修内容に個人差が拡大
- 「自分で調べる」力は育っても、「知識を体系的に整理する力」が弱まりやすい
出典:
文部科学省『新学習指導要領に関する審議まとめ(2023)』
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
つまり、大学生が授業についていけないのは、本人の努力では埋めにくい構造的な空白が存在しているためです。
② オンライン授業の普及による“質問機会の減少”
2020年以降、大学の授業の多くがオンライン化されました。
特にオンデマンド配信型では、学生がその場で質問することができず、理解の遅れを放置しやすくなります。
文部科学省の調査(2023)でも、
「オンライン授業の課題は“対話不足”と“学習継続の難しさ”」
と指摘されており、授業の理解度に大きな個人差が生じています。
出典:
文部科学省『大学教育のデジタル化に関する調査報告(2023)』
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/daigaku/detail/1418080_00001.htm
このように、授業が難しく感じるのは環境の問題であり、学生のせいではないのです。
③ 授業外学習の時間が減っている
全国大学生活協同組合の2024年調査では、
- 授業外学習時間の平均は 1日2.4時間
- 一方、スマートフォン利用や動画視聴は 3時間以上
という結果が示されています。
出典:
全国大学生活協同組合連合会『第60回 学生生活実態調査』
https://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html
これは「集中力がない」からではなく、
授業の形式が変わり、学習時間の確保が難しくなっている社会的構造の影響です。
2.ウェルズの指導は、“大学の授業構造”の欠点を補う仕組み
ウェルズでは、大学の授業で起きている「構造的なつまずき」を補うために、
完全マンツーマン・カスタマイズ指導を行っています。
| 比較項目 | 一般的な大学授業 | ウェルズの家庭教師指導 |
|---|---|---|
| 授業形式 | 一方向(オンデマンド) | 双方向(完全マンツーマン) |
| 質問機会 | ほとんどなし | その場で質問・即解決 |
| カリキュラム | 全員一律 | 個人の履修内容に最適化 |
| フィードバック | 基本なし | 専任担当が定期的に確認・調整 |
| 指導対象 | 全学部共通内容中心 | 医・歯・薬・理工・文・法・教育・看護・芸術系すべて対応 |
さらに、ウェルズでは家庭教師と生徒をつなぐ専任担当者がつき、
生徒が直接聞きづらいことも代わりに家庭教師にフィードバックします。
これにより、「疑問をそのままにしない」「理解を積み重ねる」仕組みが機能しています。
3.「大学生なんだから自分でやるべき」という誤解
「大学生が家庭教師をつけるのは甘い」という声を聞くことがあります。
しかし、それは“今の大学教育がどう変わったか”を知らない人の言葉です。
現在の大学生は、
- 高校まで「ゆとり・自由・探究」を重視する教育を受け、
- 大学に入ると突然「自己責任・自主学習」に切り替えられる、
という教育方針のギャップの中にいます。
つまり、いまの大学生は「努力が足りない」のではなく、
「努力の方向を自分で定めるサポートが少ない」だけなのです。
ウェルズの家庭教師は、その“方向づけ”を含めて支援します。
4.大学の現状と、ウェルズの使命
現在、多くの大学が生き残りをかけて授業改革を進めています。
GPA制度や授業評価制度などにより、授業の水準は確実に上がっています。
しかしそれは同時に、平均的な学生がついていけない構造を生んでいます。
私たちは、そうした大学教育の「難化の波」の中で、
一人ひとりの学生が自分のペースで理解を積み重ねられるよう支援しています。
ウェルズは、
「大学生を責める」のではなく、「大学生を支える」
ことを理念とし、全国の大学生・大学院生に専門的な家庭教師を紹介しています。
大学生補習家庭教師センター(ウェルズ)
電話:03-3259-8160(平日10:00〜18:00)
メール:info@wells-inc.co.jp
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(土日祝日、年末年始、夏季休業日を除く)
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参考文献
- 全国大学生活協同組合連合会『第60回 学生生活実態調査(2024)』
https://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html - 文部科学省『新学習指導要領に関する審議まとめ(2023)』
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm - 文部科学省『大学教育のデジタル化に関する調査報告(2023)』
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/daigaku/detail/1418080_00001.htm


























